アイデアのヒント まとめ。
アイデアのヒント まとめ。アイデアに必要な豊富なtips集でした。新規事業のアイデアや中長期計画のアイデアを考えるのによさそうです。
新しい課題発見のアイデアを考えるヒントになる
会社でアイデア本が流行っていて、自分も中長期的に考えたいことがあったので、「アイデアのヒント」を読んでみました。
さくっと読める量で、メモしておきたい内容もあったので、紹介します。
- 新規事業開発のアイデアを考えたい
- アイデアを思い付くのは向いていないと思っている
という人に向いている本です。
筆者は広告業界の人なので、技術的なアイデアを考えることとはちょっと違う内容かなと感じました。
本書を読むことで、自分でアイデアを考えることの敷居を下げてくれるはずです。
各章に豊富な例示があって、誰でも自分の心に残る話が得られると思います。
内容はシンプルで、目次を読むと大枠つかめます。
なので、目次と各章のメモを紹介します。
アイデアって何だろう
“アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない” (p31)
すでに知っていることを、これまでとは異なる方法で組み合わせることでアイデアは生まれる。
もっと楽しもう
“まず楽しむ。楽しむことで創造性は解放される”
自分を信じよう
アイデアは存在すると信じる。
自分を疑ってはいけない。セルフ・イメージを大切にする。
“やらなければならないことは簡単だ。簡単になるんだと、いつも思う”(p54)
「その気」になろう
前章”自分を信じよう”に近い内容。
“アイデアを手に入れられる「だろう」とイメージするのではない。
「すでにアイデアが手に入った」状態をイメージするのだ。” (p76)
子供に戻ろう
子供は前例やルールを知らない。さらに子供は好奇心旺盛なので、多くのことに疑問を持つ。
その疑問が新しいアイデアにつながる。
“前例がどうか、なんてことは忘れよう。常識なんて気にしない。論理なんて考えない。馬鹿になろう。自由になろう。子供に戻ろう” (p90)
知りたがりになろう
アイデアを出す人は、知りたがりで好奇心旺盛である。
自分が知りたがりならいいが、そうでないなら無理にでも様々なことを知れるようする。
毎日、意識的に行ない、日課にする。
“SF作家のレイ・ブラッドベリからこんな話を聞いたことがある。彼は12歳のときから毎日、最低でも短編を1つ、エッセイを1つ、詩を1つ読んできたという。” (p95)
笑われることをおそれるな
アイデアを冷笑されたりしても、無視する。
「考え方」のヒント
- ビジュアルで考える。言葉にするのではなくイメージを思い浮かべる。
- 水平思考
- 制約を作らない。思い込み、前提を疑う
- 制約を作る。締め切り時間、テーマを決める
いろいろなものを組み合わせる
似たものを探す/「常識」を破る /「もし、こうだったら」と考える / 他の分野の力を借りる / 組み合わされていないことを組み合わせる
質問を変えてみよう
取り組んでいる問題が解けなかったら、問題の定義を変えてみる。
問題の捉え方を変えるだけで、新しい解決策が見えてくる。
“もし「生産ラインの効率的にするにはどうすればいいか」という問題に悩んでいるなら、「生産ラインの非効率な部分を少なくするにはどうすばいいか。」とか「働いている人が自分の仕事をもっと楽しめるような生産ラインに変えるにはどうしたらいいか」という質問に置き換えてみよう。(p176)”
情報をかき集めよう
できるだけ、問題に関わる情報を集める。
問題に意識を集中させると、情報が向こうからやって来る。
自分の気になる車について考えていると、街でその車をよく目にするような気がするのは、意識がその車に向いているので、街でその車に気付くからである。
とにかく数で勝負しよう
最初は大変でも、アイデアを出していけば、アイデアは出やすくなる。
いったん全部忘れてしまおう
行き詰まったら、他の問題に取り掛かろう。
何もしないのではなく、他の問題に移る。
ひらめいたら実践しよう
「アイデアをもっているが、そのアイデアを使って何もしない」のと「まったくアイデアをもっていない」のとは同じことである(p224)
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